Top Page › 映画 › L change the WorLd

L change the WorLd

2013-06-12 (Wed) 12:55


※これは映画公開当時、mixiにてアップした日記です。





■L change the WorLd  ★☆☆☆☆

 

監督:中田秀夫
脚本:小林弘利、藤井清美

映画デスノートは邦画初の前後篇として製作され、
2作合わせて100億円を超える興行成績を収めたと言われています。
そのスピンオフ(番外編)となる3作目が、ついに公開!

デスノートで

主人公のライバルであったL(エル)を主人公に据えたスピンオフ。
宣伝もバンバンやってたし、かなり鳴物入りで登場した映画。

いや~、すごい映画でした。
いったい何をどうやれば、あの大ヒット映画のスピンオフを
ここまでつまらなくできるのか。

まず最初に言っておきますが、
これはL(及び松山ケンイチ)のマンセー映画です。
Lになら抱かれてもいい!っていう腐女子以外にはオススメしません。

映画全篇、ツッコミだらけ。というかツッコミどころしかありません。
しかもそれが、ものすごくつまらない。
ギャグにすらなっていないので、

私は最初、レポを書くのをやめようかと思ったほどですよ…。





今作はLの最期の23日間という、前2作の後日談として書かれています。
つまりこの映画自体が、デスノートのネタバレになっています。

この映画のいったい何がまずかったのか?
ぶっちゃけ全部ダメダメだったんですが。
でもそれじゃミモフタモナイので、もうちょっと分析してみましょう。



監督は金子修介から、映画『リング』中田秀夫へとチェンジ。
中田監督らしい、恐怖感を煽るシーンもあるにはあるんですが、
でもそれって本編に必要ない演出なんじゃないのかなあ?

と思ってしまいました。

なんというか映画全体が、前作で見せた頭脳戦のカケラも受け継いでいない。
ひきこもりオタクの珍道中とでも形容したほうがいい内容となってます。

Lにとってキラ事件は、命をかけるに値する最大最後の事件であったはず。
そのキラ事件を超える物語として殺人ウイルスを設定したんだろうけど、
物語のスケールが小さい小さい。

 
ウイルスパニック物の映画なんて、映画ファンなら即座に3本は上げられる、

さほど珍しい題材ではありません。
そして『L』は、そのどれよりも出来が悪い。

なにより、この映画は主人公がLである必然性が無い。

うん、これって、企画自体が間違っていたんじゃね?

後日談ではなく、小説版のような一事件簿として製作すれば、

この映画をとっかかりにして得た新たなファンが、

前2作を観るきっかけになったかもしれない。
そのほうがビジネス的にも成功しただろうに…。

きっと製作側も、上からの命令で慌てて脚本作ったんだろうね。
プロって大変だなあ…


 
※以下、ネタバレ 
 
 
23日のカウントダウンが、

物語になんのスリルももたらしていなかったり。
ただの日めくりカレンダーですよね、これ?
 
ウイルステロ組織のメンバーは、たった5人。
しかもその活動理由が
 
「地球の環境が悪化しているのは人類の増加が原因。
 自然の生態系を取り戻すため、ウイルスにより人口を減らす」
 
ハイ、テレビのニュースや新聞をちゃんと読んでいる人なら、
この理屈がいかにアホな設定であるかわかるでしょう。
つーか、その少し前にキラ事件で世界が大騒ぎしていたという下地の設定が
完全に無視されているんですが!!
 



途中から何の脈絡も伏線も無く、いきなり南原清隆が登場!
 
「オレはFBIだ!」
 
こるくん、このシーンで椅子からずり落ちました!
日本人で、しかもナンちゃんにFBIだと言われてもなあ…
 
その後、クレープ屋に偽装したワゴン車で、

テログループとカーチェイス!
いや、普通に警察呼べばいいじゃん…?
 
さらにL、ウイルス保菌者の少女と、

ウイルスに発症しない少年を連れて、
ワクチンを作れそうな人物のところまで自転車で移動。
………連絡すれば迎えに来てくれたんじゃない?
つーか保菌者を連れまわすなよ。
 
ちなみになぜ保菌者の少女が発症しなかったのか?
その理由は、彼女が低血糖だったから。
男の子が発症しなかった理由は、最後まで語られない。
 
 
 
テログループとの最後の決戦。
Lは、秋葉原で作ったUSB付きの装置で、
飛行機を墜落させることができると宣言。
 
「チェックメイトです」
 
 
 
 
 
テレビ局側としては、予想外に売れまくったデスノートで、

もっと稼ぎたいところ。
だからこそLを主人公に据えた映画が生み出されたのも

当然といえば当然でしょう。

でもそれなら、もっとちゃんとしたスタッフで、じっくり作るべきだったと思う。
これじゃあファンの皆さんにも、そして夜神月くんにも申し訳ないでしょう?
 
テレビ局の商魂の悪い面を、まざまざと見せられた…。
これはそんな映画でした。
  

(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ




Last Modified : 2021-03-26

Comments







非公開コメント