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FINAL FANTASY

2013-07-10 (Wed) 16:56



■FINAL FANTASY  ★★★☆☆

(2001年公開)

監督:坂口博信
脚本:アル・ライナート、ジェフ・ヴィンター

  

2001年に公開されたファイナルファンタジーの劇場版。
私は初日に観に行きまして、大変楽しませていただきました。
 
原題は、【Final Fantasy:The Spirits Within】
訳せば『魂の元へ』ってな意味ですかねえ?

 

  

 

公開当時、私はこの映画を観て、

CG技術の革新と進化を目の当たりにしました。
当時はPS2によるシリーズ最新作FFXの発売と同時期であり、
スクウェア(現・スクウェアエニックス)の意気込みというのは、

そりゃ凄いものでした。

しかし!
蓋を開けたら、世間からは大ブーイングの嵐!


制作費は1億3000万ドル以上と言われているのに、興行収入は3200万ドル
スクウェアの経営を、一時窮地に追い込む事態となりましたとさ。



私はですね、この映画、マジで楽しめましたよ?
だって、FFってのは名前だけで、

中身は別物だってのは最初からわかっていましたし。
いくらCG技術が発達しても、まだ映画を作るには

技術力が足りないだろうってのも当然気付いていましたので。

そんなこんなで周りがFF映画を駄作呼ばわりする中、
私だけが応援しておりましたw




と、まぁ…
あれから時が流れまして。

今の私がFF映画を観たならどんな感想を抱くだろう…?と思いまして、
改めて視聴に望みました。

観た感想は…………
うん、やっぱ昔の思い出というのは美化されているもんなんだなあw



世界観はまったくFFじゃないんで、批判されるのもわかる。
世界中のファンが待望していたのは、こんな映画じゃなかったんだろうなー。

SF映画として観た場合、

設定としては面白いんだけど、脚本の荒さが目立つなーと感じました。
前半は余計な説明セリフが連発しているのに、
後半はご都合主義的な部分に補足的な説明が入らないというのは、
ちょっとお粗末でした。

CGはとても美しく描かれているし、

キャラクターの表情も細かく描写されていてスゴイ。
でもそれなら、実写で役者に演じさせたほうがいいんでない?
と、どうしても感じてしまいますねぇ。
実際、CGにしたことのメリットが見出せない。

どうしても演技に不自然さが感じられてしまうのです。

また、人間の動きはモーションキャプチャーで再現できるとしても、
それ以外のもの、たとえば武器や乗り物などはどう演技させていたか?
映像を見ていると、それらにはあまり『重さ』を感じられませんでした。
まるっきりゲームのムービーなんですよねぇ…。
無生物にも演技させなきゃ意味無いんじゃないかなあ。

ただ、スピリットやファントムの表現などは非常に美しく、見所はありました。
映画のテーマ性も、個人的には楽しめましたよ。
FFの原作者である坂口さんの、一貫した心情なんでしょうね。




この映画全体が、壮大な『実験』だったことが伺えます。
でもフルCG映画ならば、

それこそCGでしか出来ないことをするべきだったでしょう。
映画FFは、実写でやったほうが良かった部分が

あまりに多すぎたように感じました。

たとえば同じフルCG映画であるピクサー作品なんかは、
CGアニメだからこその映像美を観客側に提示していますよね。

 

FFも、CGを実写に近づけようとするのではなく、

CGアニメとしてファンタジー色の強いものを作れば

もっと別の評価をされたかもしれませんよ?
一例をあげるなら、FF1のような世界観でCGアニメを構築するとか。
それこそタイトル通りの『ファンタジー』を作ればね。

(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ



Last Modified : 2021-03-26

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