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こるくんの2012年映画ワースト10

2013-01-14 (Mon) 18:07


毎度のことですが、私がワーストに挙げる映画のほとんどは、
この私を本気で怒らせたやがった作品です。
その理由の多くは、非倫理的、プロの仕事のレベルではないといったもの。

今回のワーストは、随分とやっつけ仕事な映画が多いですね。
トホホのホ~。

そんなわけで、2012年こるく映画ランキング、
ワーストの不名誉の栄冠に輝いたのは、これだ!!








【第1位】 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

東映のプロデューサーが白倉伸一郎になってからの仮面ライダーシリーズは、
正義とは名ばかりの、非倫理的なドラマが横行した。
そんな子供番組がまかり通ること自体がすでに狂っているし、
さらにまずいことに仮面ライダーを神格化していたファンたちは、
それらを簡単に受け入れてしまったのだ。
その結果生み出されたものは、仮面ライダー同士の殺し合いだった。

この映画は、その非倫理的な産物の集大成とでも言うべき、畏怖の塊。
いったいどれだけ大勢の子供たちや、ファンを馬鹿にすれば気が済むのか。
人々に正しいことを見せてやることのできないヒーローは、ヒーローとは呼ばない。
では彼らの作っているものは何だ?

金ヅルから金を巻き上げるための、餌。

そう形容するのが妥当だろう。
彼らが行っている行為は、
先人たちが築き上げてきたものに泥を塗る行為に等しい。
いったいこれのどこに正義があるというのか!?





【第2位】 逆転裁判

三池崇史監督の最近の仕事の選ばなさっぷりは、
ガチャピンにも匹敵すると感じたが…。
だからといって、このやっつけ仕事っぷりは酷い。

主人公は、頭の悪い弁護士。総じて、その他の登場人物たちも馬鹿ばかり。
本来ならば警察が事前に調べて然るべきことが、何一つなされていない。
主人公は弁護士でありながら、
警察が行わなかった捜査を独自に行わなければならない。
まぁゲームであればそれで良かっただろう。しかし映画にした場合はどうか。
それはただの警察の職務怠慢にしかならないではないか。

いちいちツッコミ入れるのも馬鹿馬鹿しいくらいの拷問が、135分間つづく。
鑑賞後、とにかく疲れた………。





【第3位】 宇宙兄弟

タイトルには『宇宙』の文字。原作もまぎれもないSF。そう、これはSF映画なのだ。
膨大な量の原作を、うまく2時間にアレンジしたことには感心させられた。
しかし監督と脚本家が科学に無知で不勉強だったことが致命的。
映画を作るなら最低限の勉強は行って然るべきだし、
JAXAにも協力だけでなく監修をしてもらうべきだったろう。
何がまずいって、月には空気がないという
小学生レベルの常識がわかっていなかったりすることだ。
(空気は、呼吸するためだけにあるのではない)

その他にも、月面での描写がデタラメすぎてて、
見ているこっちが恥ずかしかった。
ものすごく楽しみにしていただけに、この間抜けっぷりには心底ガッカリだった。





【第4位】 アメイジング・スパイダーマン

サム・ライミ版スパイダーマンの設定をリセットしたリブート映画。
シリーズの普遍のテーマである「大いなる力には、大いなる責任が伴う」は、
今回はどこにも見当たりません。
主人公は私怨で能力を使い、市民を助けるシーンはほとんど出てこないです。
子供を一人助けるんだけど、それはただの複線でしかありませんでした。
原作へのリスペクトが欠落しているばかりか、
映画として「最後まで楽しませよう」と言う製作側のパッションが
まるで伝わってきませんでした。
エンディングには誰得?な歌が流れて、雰囲気ぶち壊し。
誰だよ、こんな新人監督なんかを推薦したの!?





【第5位】 ウルトラマンゼロ外伝 キラーザビートスター

ビデオシネマ前後編。期待していただけに、超ガッカリ! 唾棄すべき駄作。
監督と脚本家は、SF・科学に対してあまりにも無知で不勉強。
怪獣とウルトラマンさえ出てくれば子供たちは喜ぶ、
などと短絡的な考え方で作ったのか。
映画を作る以上は最低限の勉強は必要。
しかしこの監督と脚本家は、それ以前の教養が欠けている。
小学生からやり直し!





【第6位】 ONE PIECE FILM Z

ストーリー皆無同然の全編バトル物。なんじゃこりゃ?
ルフィなんか、ギアサード使ってもちっちゃくならないし、
ザコ相手に覇王色使わないし、見聞色も使わないからゼットの攻撃かわせないし。
あの2年間の修行はどこへいったの?
まぁ入場者プレゼントのワンピース第千巻が手に入ったから、
あとはどうでもいいけどな!w





【第7位】 009 RE:CYBORG

フランソワーズだけは良かった。めっさ可愛かった。褒めるところはそれくらい。
グレートは途中でいなくなるし、
ピュンマは幼女を追いかけていったまま行方不明だし、
ジョーは落下中でも加速できるし、
死んだ奴らが理由もなく生き返ってくるしで、
さすがにこれは客を舐めすぎだろう。





【第8位】 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら

テレビ放送で鑑賞。ものすごい急場作りな映画だったんだねコレ。
映画のレベルに達していない。テレビの2時間ドラマで十分すぎる。
ベストセラーだからって、なんでもかんでも映画化しようというビジネスは、
自分たちの首を絞めかねない行為だということを自覚したほうがいい。





【第9位】 世界侵略:ロサンゼルス決戦

これは一見SFと銘打っていますが、中身は戦争映画です。
私は戦争映画って苦手でして。
実在する国を敵として登場させるといろいろと問題になるので、
宇宙人を仮想敵国としたんでしょう。
それぞれ兵隊たちのドラマはあるものの、どんなに美化して描いたところで
やはりこれは戦争映画ですよ…………。




【第10位】 バイオハザードⅤ リトリビューション 

もはやゾンビとかサバイバルホラーとか、
そんなものはどうでも良くなってしまった、ミラ・ジョヴォヴィッチマンセー映画。
この一本が丸々、まったく話が進んでいないっつーwww






今に始まったことではないですが、東映の非倫理っぷりは本当に酷い。
1位はその頂点に位置する映画でしょう。
全仮面ライダーと全スーパー戦隊の殺し合い。
どうやら東映は、ヒーローの共演人数で
この映画をギネス申請する考えのようですが、
世界の恥になるから、やめとけ。

3位には、アニメにもなっているあの作品。
本来ならこの映画はベストに入れるべきだったんですが、
しかしワーストに入れる価値のある映画だと考え直し、こちらにランクイン。
情報過多のこの時代で、
こんな初歩的ミスを連発しているからSFが冷遇されるんだよ!

ワンピースが第6位。まさか原作者が監修した映画で、
こんなにもつまらない映画が出来上がるとは誰が予想したでしょうか。
ワンピースなら何でもかんでも大好きーという人にしかオススメしないじぇ。

その他にも、こんな映画がつまらなかったです。



■ジョン・カーター
ディズニーは何を血迷ってこんなものを作ったのか…………


■映画 妖怪人間ベム
やっていることはテレビドラマと同レベルで、映画にする意味がない。








以上、2012年の映画ランキングでしたー。
ヘ(゜∀゜ヘ) アヒャヒャヒャヒャ

Last Modified : 2021-03-26

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