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シュガー・ラッシュ

2013-04-19 (Fri) 17:15

■シュガー・ラッシュ  ★★★★★

監督:リッチ・ムーア
脚本:フィル・ジョンストン




ディズニークラシックスの最新作。
すげー楽しみにしておりました。うひひーww
文句なしに★5点の傑作でありました。

この映画の世界では、ゲームのキャラクターたちにみんな心があります。
彼らは勤務時間外では人間と同じように交流し、笑ったり悩んだりしています。

主人公は『フィックス・イット・フェリックス』というゲームの悪役ラルフ
なぜ自分が悪役・みんなの嫌われ者として扱われているのかを悩んでいます。
見た目はなんつーか、ドンキーコングジャイアンを組み合わせたような大男w

もう一人の主人公は、

レースゲーム『シュガーラッシュ』のつまはじき者ヴァネロペ
こちらはちっちゃくてかわいい元気娘ですね。
表情がコロコロ変わってプリティなのw



どこかの映画紹介記事で、トイストーリーのゲームキャラ版みたいな紹介を
されてましたが、いやいやぜんぜんそんな風には見えませんでした。
むしろこのストーリーを作るためにゲームキャラクターをモチーフにしたのでは?

もうね、あちこちにゲームへの愛が溢れていて、

それだけでワクワクしちゃいましたよ。

一室で悪役が一堂に会するシーンとか、すげー笑えましたwww
クッパ、Dr.エッグ、ザンギエフ、バイソン(ベガ)なんて有名どころから、
ゾンビとか、どのゲームから来たのかわからないザコ敵までwww
しかもその一室って、パックマンのモンスター部屋だ!www

レトロゲームから、最新のポリゴンゲームまで、
どれも分け隔てなく愛を注いでいたのがすごくイイ。
しかも細かいところにまで、それこそ説明されなきゃわかんないようなところにまで
ゲームらしさを作り込んでいるんですよね。
本当にゲームが好きなスタッフが作ったんだなーと、そんな風に感じました。

ストーリーも二転三転します。まるで知恵の輪のように作りこんだ脚本です。
見た目は子供向けの映画ですが、

その内容はむしろ大人たちに向けられたように感じました。
全世代で楽しめる映画ですよ~。






※ここから先は少々ネタバレを含みます。未見の人は注意。


このゲームの世界では、キャラクターたちには最初から役割が与えられ、
それは永久に変わることはありません。
彼らはなぜ自分たちがヒーローだったり悪役だったりするのか、
それを知らないまま当たり前のように受け入れて生きています。

ラルフは悪役ですが、けっして悪人ではありませんでした。
だからこそヒーローと悪役との扱いのギャップに悩むんです。
そして彼はヒーローになるために旅立ちます。

ラルフがゲームからいなくなったことで、ヒーローであるフェリックスは慌てます。
ヒーローというのは、悪役がいなければ成り立ちません。

ヴァネロペは例えるなら、みにくいアヒルの子ですね。
彼女もまたラルフと同じようにヒーローを夢見ています。

カルホーン軍曹は、自分の役割を忠実に守る立場です。
しかもそれは自分の感情を殺してでも、やり抜いてしまうのです。



ラルフフェリックスヴァネロペカルホーン軍曹
この4人が中心的な登場人物たちなのですが、
実はもう一人重要な人物がいます。

ネタバレになるので名前は明かしませんが・・・

自分の場所で頑張らず、他の誰かを妬み、しかもそれを奪う行為。
そんな自分勝手な行動は、決して許されません。


「置かれた場所で咲きなさい」と言ったのはシスター渡辺さんでしたか。

この重要人物ラルフは、言うなれば同じような境遇同士でありながら
別々の選択をしてしまった二人なのです。

悪役にも悪役の誇りがあるでしょう。
悪役がいるからこそ、ヒーローが成り立ち、

そしてそれが人間たちの笑顔に繋がる。
ラルフヴァネロペを助けることで、見失っていた大切なことに気づくんです。


中心人物の4人が、自分たちの役割や立ち位置に改めて気づいていくことで、
観ている側にもいろいろなことを提示してきます。
それは決して説教臭いものではなく、現代社会においてごくごく当たり前のことを
思い出させてくれるようなことなんです。



最後は見事な大団円。
ホロリと泣けて、そして笑顔で終われます。
(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ


Last Modified : 2021-03-26

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